女性が輝く職場訪問
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取材日:平成29年11月15日
11月15日、「女性が輝く職場訪問2」を実施した。学生8名(女子7名・男子1名)が、株式会社インテックの本社(富山市牛島新町)を訪問し、IT業界や同社の事業内容、社員の働き方について理解を深めた。講師は女性管理職や富山大学OBらが務め、活発に意見交換する場面が見られた。
はじめに人事部 採用担当の井林純さんが、IT業界の特徴と、その中でインテックがどのような役割を果たしているかについて、具体的な取り組みを挙げながら紹介した。
富山大学経済学部の卒業生でもある井林さんは「インテックは地域の課題を解決し、地域の未来を創っています。お客様の課題を発見し、ビジネスをつくるにはコミュニケーションが大切です。自分が得意とするコミュニケーションの方法を把握して、実践しましょう。」などと助言を送った。
続いて女性管理職を代表し、北陸地区本部 北陸品質保証部長の中陳実佳さんが講演した。1987年に入社して以来、新人時代の経験から、技能資格を取ってステップアップしてきた過程、管理職になってチームで仕事をする際の注意点など30年間のキャリアについて語った。
中陳さんは「プロセスを改善していく仕組みを作らないと楽にならないし、成長もしません。自分がいなくても業務が滞りなく継続できることが大切です。」などと述べた。
その後、中陳さん、人事部の新村敏美さん、北陸地区本部 金融システム部の南桂子さんを囲んで座談会が行われた。
新村さんは「出産後にキャリアを積んでいる人もいます」と女性の仕事と育児のあり方について話した。
南さんは「独身でも子供がいても、出張をこなしてバリバリ働いている人もいれば、子供が小さいうちは家庭重視で仕事量を抑える人もいます。」と話した。
学生からは「文系ですが、プログラミングなどの業務についていけるのでしょうか?」「男性社員でも育児休業制度を活用している人はいますか?」などの質問があり、中陳さんらは自身の体験を交え、親身に回答した。
最後に、学生たちは自身の生活の中からKEEP(続けること)、Problem(不満点、問題点)を書き出し、今後、Try(試すこと、工夫したいこと)することをKPT表にまとめ、その発表を行った。職場訪問を終えた学生らは「どの方も『コミュニケーションが重要』と話されたのが印象的でした。」と話した。
この「女性が輝く職場訪問」は、女性の登用や能力の向上への取り組みに積極的で、女性が職場で活き活きと活躍する企業を訪問するもので、本年度はYKK(株)、インテック,廣貫堂及びリッチェルを訪問した。
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